ミューア星系
- 2016/06/01
- 07:03
これは、銀河系のかなたにある変わった配置の惑星系のお話です。 ミューア星系は、恒星であるミューア星とその周りを回る多数の惑星や衛星などによって構成されていた。ミューア星は銀河系の中心部から少し離れた場所に存在していた。ミューア星の大きさや表面の温度・発せられるエネルギーの量は太陽とほぼ同じであった。 ミューア星系は、十四の惑星系から形成されていた。これらの惑星は、よく見られるように異なる軌道を回...
1 シュナ星系
- 2016/06/05
- 10:34
シュナ星系は惑星一(シュナ星)と衛星二(アズニ星、ネル星)から形成されていた。衛星のうち内側を回るのがアズニ星で外側を回るのがネル星であった。それ以外に多数の人工衛星がシュナ星の周りを回っていた。 シュナ星の人工衛星はそれぞれ固有の軌道を持ち、その数は数百に達していた。ネル星の上空にも二~三十の人工衛星があった。シュナ星にはエリニ・クシュン・ナカの三つの大陸があった。シュナ星は比較的暑く両極でも...
(図)シュナ星系の天体配置
- 2016/06/05
- 10:40
2 ピルミ星系
- 2016/06/13
- 13:42
ピルミ星系は惑星一(ピルミ星)と衛星二(トルン・エレン)から形成されていた。 ピルミ星はペルシダー型の空洞惑星で、厚さ数百キロメートル程度の薄い土の層の中は空洞となっていた。人々の空洞の中で土の層(外殻)を地面にして住み、惑星の表面には住んでいなかった。空洞の中心に溶岩の塊があり、それが空洞の中の世界で太陽の役割を果たしていた。空洞の中のミューア星から離れた場所に黒雲と呼ばれる巨大な雲の塊があっ...